デザインには、お作法がある

デザインは自由な表現である一方で、守ることで「伝わりやすくなる基本」も存在します。
今回は、SALEバナーを例に、「感覚で作ったデザイン」と「基本構造を意識したデザイン」とで、伝わり方がどう変わるのかをBefore → Afterでご紹介します。
Before|デザインの基本構造が崩れている状態
課題①|中央・左右対称の基本が崩れている
- 「80%OFF」の %OFFの上に不自然な空白があり、視覚的な重心がズレてしまっている
- 一般的に、美しく・安定して見えるデザインは中央揃え・左右対称が基本
このズレによって、違和感を覚える構成になっていました。
課題②|SALEの文字が大きすぎ、逆三角形構造になっている
- 「SALE」の文字が極端に大きく、全体として逆三角形の形に
- デザインの基本としては、上が小さく、下が安定する三角形構造の方がきれいに見える
その結果、視線が落ち着かず、読みづらい印象になっていました。
課題③|全体のバランスが取れていない
- 写真・文字・色、すべての要素が噛み合っておらず、構造的にバランスが悪い状態
- 「何を一番伝えたいか」以前に、デザインとしての土台が不安定になっている
デザインとしての根本的なバランスが崩れてしまっていました。
After|基本構造を整え、伝わるバランスへ
改善①|ターゲットに合わせた表現設計
- 中央揃え・左右の重心を意識し、視線が自然に流れる構造に調整
まずは「整って見える」状態を作ることで、情報がスムーズに頭に入るようにしました。
改善②|主役は「SALE」ではなく「80%OFF」
- 重要なのは、「SALEであること」よりも「80%OFF」という割引率
- 情報を整理し、何を一番伝えたいのかを明確化
そのうえで、デザインとしてのバランスを整えています。
改善③|文字は“固まり”で見せる
- 文字要素をバラバラに置くのではなく、意味ごとに固まりとして配置
情報の塊が整理され、一目で理解しやすい構成になりました。
改善④|基本を守ったうえで「遊び」を入れる
- デザインは、基本を無視して自由にするものではありません
- 基本をしっかり押さえたうえで、余白や写真の動きなどに少しの「遊び」を加える
そのバランスが、デザインの完成度を高めます。
デザインは、感覚よりも構造が先
「なんとなく配置する」「モデル写真を先に置いてから考える」
そうした作り方では、バランスが崩れやすくなります。
- まず構造を考える
- 次に情報の優先順位を決める
- 最後に表現として整える
この順番を守ることで、デザインは安定して伝わるものになります。
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